麻生氏、上川外相の容姿に言及 「そんなに美しい方とは言わない」
自民党の麻生太郎副総裁は28日、福岡県芦屋町で講演し、上川陽子外相を「新しいスター」と持ち上げる一方、「そんなに美しい方とは言わない」と容姿に言及する場面があった。また、上川氏を「おばさん」とも呼んでおり、発言が物議を醸す可能性がある。
麻生氏は、上川氏が昨年9月に米ニューヨークを訪問した際の外交手腕を評価する中で、「そんなに美しい方とは言わんけれども、堂々と話をして、英語できちんと話をし、外交官の手を借りずに自分でどんどん、会うべき人に予約を取っちゃう」と言及。「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」と語った。
麻生氏はまた、「女性が日本の外務大臣になった例は過去にないと思う」と述べたが、日本の女性外相には、田中真紀子氏と川口順子氏が就いている。
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「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」という発言にある「俺たち」という言葉が象徴的ではないでしょうか。同じ「人間」としてフラットに見るのではなく、とにかくまず「俺たち」と「その他(=女性たち)」というフィルターをかけて見る。そ
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またか・・・。もういい加減、この類の「おっさん発言」を指摘するのは煩わしいのですが、奇しくもあの「森発言」からあと1週間ほどで3周年ですから、やはりいちいち指摘し、アップデートしてもらいたいものです。 「そんなに美しい方とは言わんけれ
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■「麻生節」で済ませてはいけない きた。「悪気はなかった」「褒め言葉のつもりだった」と釈明されるパターンの失言である。擁護する側も「全体では褒めている」「きりとって批判するのはよくない」と言い出すやつである。不適切もいいところだ。
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完全なる女性差別です。他の方も書いているように、前提として「女は美しくてこそ価値がある(そうでないと価値がない)」という価値観や、「俺たち(メインストリームにいる男の議員)と、その他(女性議員)」という意識があるのがわかります。 「やるねえ
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記事で「発言が物議を醸す可能性がある」としていますが、「可能性」でというのではなく、容姿や年齢について話題にすることは、ハラスメントに該当することを指摘してほしいです。 「そんなに美しい方とは言わない」「おばさん」といったからかい=差
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政治の世界だけではないかもしれないが、誰から見ても実力があり、活躍する女性に対して、素直に褒められない男性の何と多いことか。それは、有能な女性を脅威に感じている裏返しなのか、はたまた照れなのか。いずれにしても、この類の非常識はいい加減やめた
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外相としての仕事を褒める時も、あるいは批判する時も、単にその仕事ぶりを評価すればいいだけです。仕事ぶりと無縁なはずの外見にわざわざ触れる意味が分かりません。男性の大臣についての仕事ぶりを語る際、はたして外見に触れるでしょうか?意欲や能力、情
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皆さんのコメントにない点について。記事末尾にあるとおり、麻生氏は過去の外相に女性はいなかったと思うと語っていますが、今世紀に二人いるでしょうが!(麻生氏のまね)。小泉内閣であの騒動を巻き起こした田中外相と、後任で民間から起用された川口外相で
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改めて自民党の麻生太郎副総裁の発言を音声で確認すると、「例えば、いま女性というものであれば」として、上川陽子外相の話につなげ、「女性ですよ」と述べるなど、ことさら「女性」を強調していることがよく分かります。上川氏のことを評価しているものの、
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