休職者続出のジェットスター、操縦士の人繰りつかず減便

贄川俊
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 成田空港に拠点を置く格安航空会社LCC)のジェットスター・ジャパンは3日、傷病休職者が出るなどして操縦士の人繰りがつかなくなったとして、6月の全フライトの2・2%にあたる70便を欠航すると発表した。対象便を予約した約7500人には個別にメールで知らせ、払い戻しや振り替えをするという。

 ジェットスターによると、欠航になるのは成田と新千歳、松山、福岡、台北などを結ぶ便や、中部と鹿児島などを結ぶ便の一部。4、5月に機長や副操縦士計9人がけがや病気で休んだことなどから、他の操縦士の勤務が例年よりひっぱく。そうした事情もあり、6月の有給休暇を例年より多く認めたところ、勤務シフトが組めなくなったことが後に分かったという。

 同社は操縦士不足ではない、と説明。鈴木明典事業・戦略本部長は「余裕を持って勤務計画を立てていれば対応できた。お客様にご迷惑をおかけして申し訳ない」と話した。贄川俊

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