ヘルプ
マイページ
思い入れのある桜、出会いや別れなど苦楽を共にした桜……。大切な桜の風景にまつわるエピソードをお寄せください。いただいた情報をもとにカメラマンが取材し、紙面で紹介します。
■桜ものがたり2020 コトン、と郵便受けに朝刊が届く。カンカンカンと鳴り始めた近鉄京都線の踏切、部屋にはカチッカチッという秒針の音が響く。「ひでさん」は、ほぼ寝たきり。耳から入る情報で、朝の始まりを…[続きを読む]
■桜ものがたり2020 西国第三番札所の粉河寺(和歌山県紀の川市)は、春になると桜色に染まる。1945年春、大阪市の阿倍野国民学校に通っていた松井田鶴子さん(86)は、この寺に身を寄せた。3月の大阪大…[続きを読む]
■桜ものがたり2020 玄関脇のベニシダレザクラは、夫が20年以上前にもらってきた時にはまだ細い苗だった。それから毎年、小さな花を咲かせる。茂村(もむら)としえさん(66)は手入れをしながら、自然の移…[続きを読む]
桜ものがたり2020 国宝・平等院鳳凰堂の裏手、宇治川に面した一つのベンチがある。 通称「久美子ベンチ」。京都アニメーションがアニメ化した「響け!ユーフォニアム」の舞台で、主人公の名前から名付けられた…[続きを読む]
■桜ものがたり2020 奈良県川西町にはかつて、町営の共同浴場があった。吉田邦子さん(68)の家からは歩いて数分。でも春は、少し遠回りすることにしていた。 もう咲いたんやろか。夜、家事を急いで終えて家…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 御所の周りに緑をたたえる京都御苑(京都市上京区)。ソメイヨシノは1本もなく、約65ヘクタールにざっと千本、約30種類の桜がある。その中で一番最初、3月に咲くのが、近衛邸跡の「糸…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 大阪府箕面市の住宅街に、家の屋根を貫いて花を咲かせる一本の桜がある。 九鬼俊彦さん(82)、和子さん(73)夫妻宅の庭に立つ陶芸工房から伸びるソメイヨシノで、三姉妹の次女、千香…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 第二の人生に選んだ土地は後悔と雑草にまみれていた。 大阪府東大阪市の森川紘さん(78)は16年前、約40年の会社員生活を終えようとしていた。退社後は土いじりをしながらのんびり暮…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 近鉄奈良線の下り電車は、瓢簞山駅を過ぎると少し速度を落とし、大きく左に弧を描いて生駒山への坂道を上っていく。 28年前、大阪府岸和田市の西村俊幸さん(47)は、大学の入学式に向…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 中学校入学を控えた1995年の春、福田大輔さん(36)は子ども心に時代の重い空気を感じていた。 1月17日に阪神・淡路大震災が発生。前年6月に父親の転勤で兵庫県明石市から奈良県…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 47年前、うららかな陽気とは裏腹に兵庫県宝塚市の丘の上の住宅街に向かう辰巳正風さん(70)の足取りは重かった。 大学で障害児教育を学び、教員に採用された。同市で受け持ったのは重…[続きを読む]
■桜ものがたり2019 8年前、東日本大震災の混乱の中、被災した高校生たちを力づけた一つの詩があった。京都市の元高校教員で詩人の山本純子さん(62)が、大津市の琵琶湖疏水沿いに咲く桜並木をモチーフに書…[続きを読む]
PR注目情報
PR注目情報