「藤子・F・不二雄先生のコピーロボットに」(小原篤のアニマゲ丼)

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 「タイトルが『のび太の宝島』に決まった時、今回は『ど真ん中』をやろう!と思いました」

 3日から公開されたシリーズ第38作「映画ドラえもん のび太の宝島」。その脚本を担当したのは、東宝のプロデューサーとして「君の名は。」「告白」「バクマン。」などを手がけ、小説家として「世界から猫が消えたなら」「億男」「四月になれば彼女は」を発表した川村元気さん。私にとっては「君の名は。」公開時以来2度目のインタビューで、いろいろ面白いお話を聞けました。

 「一番尊敬する作家は誰ですかと質問された時、必ず藤子・F・不二雄先生の名を挙げてきました。先生の世界にすごく影響を受けていて、例えば僕の『世界から猫が消えたなら』は、主人公そっくりの男が突然現れて世界から何かを消せば1日寿命が延びると主人公に告げる。とても藤子・F・不二雄先生っぽい、『すこしふしぎ』な話だと思っています」

 なるほど確かに。今回の脚本…

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