衝突事故の米イージス艦、運搬船で東京湾に 左舷に穴

前田基行
【動画】修理のため、重量物運搬船に載せられて横須賀に向かう米イージス駆逐艦ジョン・S・マケイン=熊倉隆広撮影
[PR]

 8月にシンガポール沖で民間タンカーと衝突し、乗組員10人が死亡した米イージス駆逐艦ジョン・S・マケインが5日午後、重量物運搬船に載せられて東京湾浦賀水道に入った。衝突の際に左舷後部に大きな穴が開き、米海軍横須賀基地神奈川県横須賀市)で本格的な修理に入る予定。

 ジョン・S・マケインは10月に重量物運搬船に積載されてシンガポールを出発したが、悪天候に加え、移送中に船体にひびが入っているのが見つかり、修理のためフィリピンに停泊。11月28日に横須賀基地に向けてフィリピンを出港した。

 横須賀市沖では現在、6月に伊豆半島沖で衝突事故を起こした米イージス駆逐艦フィッツジェラルドも重量物運搬船に積載されて洋上で停泊中。今後、大規模修理のため、米国に向かう。(前田基行)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら