レクサス、燃料電池車を初投入へ 最上級「LS」派生か

北林慎也
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 トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」は28日、東京都内であった東京モーターショーのメディア向け内覧会で、同ブランド初となる燃料電池車(FCV)の試作車を発表した。最上級セダン「LS」の次期型モデルになるとみられ、トヨタブランドの「ミライ」に続くFCVのイメージリーダーとしたい考えだ。

 LSは排気量4リッタークラスの大型セダン。国内では長らく、トヨタ・セルシオとして売られていた。2006年に4代目が発売されてからは、内外装の大幅変更を重ねつつも全面改良は見送られてきた。

 今回発表されたコンセプトカーは「LF―FC」。近年のレクサスに共通した台形のスピンドルグリルを備え、4ドアクーペ風の大型ボディーに、ミライのノウハウを生かして重量配分にこだわって水素タンクやモーターを組み込んだ。

 次期型LSはガソリン車やハイブリッド車を主力車種としながら、LF―FCをベースとした先進的なイメージのFCVもラインナップに加えるとみられている。(北林慎也)

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