再結成「レベッカの音は変わってない」 秋に追加公演も

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坂本真子
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 8月に20年ぶりの再結成ライブを行うことを発表したロックバンド、レベッカ。1980年代に彼らの音楽を聴いていたファンを中心に大きな反響を呼び、11月に追加公演が決まった。「身が引き締まる思いです」とボーカルのNOKKO。夏の野外フェス出演も決まるなど、復活に向けて準備中のメンバー4人全員がインタビューに答えた。

 今年4月に再結成を公表。NOKKOとキーボードの土橋安騎夫、ドラムスの小田原豊、ベースの高橋教之ら全員がそろっての練習は5月から始めた。「昔なぜこういう演奏をしたのか、改めて気づくことが多い。考えて考えて作った曲もあれば、勢いで作った曲もある。それをどう再現するか。面白いですよ」と土橋は語る。

 NOKKOは普段もずっと曲のことを考えている。「山を彫刻刀で切り崩すみたいに、いま少しずつ研究中です。この曲の大事なところはここだったんだと、生活の中で気づいたり自然からヒントを得たり、とても感度の高い毎日を送っています」。20代の頃に作った歌詞を通して当時の自分を思い返し、「一生懸命やっていたんだね」と我が子のように感じる瞬間もあるという。

 20年前と比べ、音響機器は格段に精密になった。昔は気にしなかったことが気になるときもある。「一長一短」と小田原は言うが、「今回、みんなでそろってレベッカの曲を演奏してみて、昔はよくやっていたなぁ、と改めて思った。あの頃の無謀なパワーが時代を作っていたんでしょうね」。土橋は「楽器もシステムも環境は違うけれど、レベッカとして出す音は変わっていないと感じた」。

 昨年暮れ、NOKKOのソロライブに土橋、小田原らがゲスト出演し、レベッカの2曲を演奏したことが再結成のきっかけに。NOKKOとほかのメンバーとの共演は19年ぶりだった。

 「レベッカは、自分では想像…

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