夏目漱石「三四郎」あらすじ 83-87

[PR]

 三四郎と美禰子が訪れた展覧会に、原口さんと野々宮さんが現れた。野々宮さんを見て、美禰子は三四郎の耳元で何かささやく。三四郎は聞き取れない。再び2人きりになって「さっき何をいったんですか」と三四郎が聞くと、美禰子は「さっき?」と聞き返す。「野々宮さん。ね、ね」という美禰子。三四郎は野々宮さんがばかにされたと思う。外は雨だった。大きな杉の下に入る。雨は濃くなり、二人は肩を寄せる。

 与次郎の勧めに従い、三四郎は精養軒の会に出た。原口さん、野々宮さん、広田先生もいる。野々宮さんは光線の圧力の実験を熱心に語っている。それを原口さんや広田先生がまぜっかえす。会が終わり外に出ると、良い月だった。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら