夏目漱石「三四郎」あらすじ 42-46

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 三四郎と美禰子、与次郎の3人は、広田先生の蔵書を新居の書棚に片付けている。掃除の手はいつしか止まりそれぞれ本に夢中だ。美禰子は三四郎に「ちょっと御覧なさい」と声をかけた。二人は大きな画帖をのぞき込む。マーメイドの図だった。二人は「人魚(マーメイド)」とささやく。

 広田先生が帰ってきて片付けは再開される。そのうち野々宮さんもやって来た。野々宮さんの妹よし子は、体調は戻ったが、寂しい大久保の家を嫌がり、野々宮さんを困らせているという。よし子は団子坂の菊人形を見たがっているそうだ。

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