夏目漱石「三四郎」あらすじ 37-41

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 ようやく広田先生の引っ越しが決まった。与次郎に頼まれて三四郎は手伝いにいった。三四郎が引っ越し先の家の縁側で腰掛けていると池の女がやってきた。掃除を頼まれてきたという。「あなたは……」と問うと女は名刺を出した。里見美禰子とあった。

 隣家で道具を借りて二人は掃除を始める。美禰子に呼ばれ、三四郎は薄暗い2階に上がる。戸を開けると強い日が差し込み、二人は顔を見合わせて笑った。白い雲を見ながら二人は言葉を交わす。そうしていると、にぎやかな荷車の音とともに与次郎が到着した。

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