夏目漱石「三四郎」あらすじ 32-36

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 広田先生と与次郎の家探しは難航する。焦った与次郎が三四郎の部屋に現れた。二人の話題は広田先生へ。長年高等学校の先生でまだ独身、著述もない。与次郎は「偉大な暗闇」と広田先生を評す。

 母から届いた手紙には田舎の日常が書かれていた。三輪田の御光さんの母親が娘を三四郎にもらってほしいと相談してきたという。御光さんは優しいし、家に田地もあるし、都合がよいと連ねて、最後に母はこう書いた。「東京のものは気心が知れないから私はいやじゃ」。しかし、今の三四郎には三つの世界がある。

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