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05月20日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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国の除染計画、見直し工程表判明 最大3年の遅れも

図:環境省が示した除染工程案拡大環境省が示した除染工程案

 東京電力福島第一原発事故で住民に避難指示が出された福島県内の11市町村で国が行う直轄除染で、作業期間が延長される7市町村のうち6市町村に環境省が内々に示していた新しい工程案の内容が分かった。今年度中に終わらせるという当初予定に比べ、飯舘村では最長で約3年、南相馬市などでも2年以上の延長が必要となっている。

 新工程案を示したのは南相馬市、川俣町、浪江町、富岡町、飯舘村、葛尾村の6市町村。同省関係者や市町村側によると、確保できる作業員数などに応じてそれぞれ2〜4種類のパターンを作った。また双葉町は除染計画自体が未策定だ。

 作業員数は1日あたり千人前後から数千人を想定。飯舘村では最大で1日9600人という案も作った。市町村側からは「とても確保できるとは思えない」という声が出ている。

 除染完了が遅れれば住民の帰還もそれだけ遅れる。同省は「工程案は対象面積からこれだけの作業員なら何日間と示したもの。どうしたらいいか一緒に考えてくださいと市町村にお願いしている」と話す。

 環境省は終了時期などについて、年内に発表すると説明している。

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