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05月17日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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「無利子奨学生、7万人増やす」 文科省が計画

 【村上宣雄】家庭の経済的な理由で大学進学をあきらめてしまうことがないよう、文部科学省は来年度、無利子の奨学生を7万人増やす計画をまとめた。大学卒業後に返済が滞った場合の延滞金についても、現在の10%から5%に半減することを検討している。関係費用として、来年度予算の概算要求に1277億円を盛り込んだ。

 文科省の計画では、来年度に増員する無利子枠の奨学生7万人のうち、1万2千人分は海外留学向けに充てる考えだ。計画が実現すれば、無利子枠は総計で49万6千人となる。一方で、有利子の奨学生は4万人減らして97万7千人とするという。

 卒業後に返済が滞った場合に延滞金を減額する措置は、就職難や非正規雇用が拡大している中で、大学卒業後に思うような収入が得られない状況が広がっていることを踏まえた。現在、返済の猶予期間は最大で5年間となっているが、同期間を延長することも検討している。

 文科省は合わせて、授業料を減免する学生を国立大で2千人増やして5万4千人に、私立大で3千人増やして4万人としたい考えだ。

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