メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

04月20日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

凶刃から12年、決意の教壇 付属池田小卒業生が先生に

写真:「生命のメッセージ展inみえ」の準備に集まった木伏阿美さん(中央)と実行委員ら=三重県鈴鹿市郡山町の鈴鹿国際大拡大「生命のメッセージ展inみえ」の準備に集まった木伏阿美さん(中央)と実行委員ら=三重県鈴鹿市郡山町の鈴鹿国際大

 【保坂知晃】児童8人の命が奪われた大阪教育大付属池田小学校の児童殺傷事件。発生から12年を控えた今春、当時6年生で現場に居合わせた木伏(きふし)阿美さん(23)が三重大学教育学部を卒業し、故郷の兵庫県内で小学校の教壇に立つ。

 2時間目の後の休み時間。男が侵入した校舎とは別棟の2階図書室で、木伏さんは校内放送から流れる悲鳴を聞いた。外を見ると児童らが校庭に集合。ただならぬ気配に1階へ駆け下りると、そのまま校庭に逃げるよう教師に促された。

 校舎と別棟は渡り廊下でつながり、校舎を抜けて校庭に出るルートもあった。「先生が誘導してくれなかったら……」。凶刃とは紙一重だった。逃げる途中、傷ついてあお向けに寝かされた児童を目にした。シャツの胸を赤く染めた教師の姿もあった。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

検索フォーム

注目コンテンツ

PR注目情報

  • 働き方・就活

学校最新情報