ロンドン五輪第12日の7日、卓球の女子団体決勝で日本(石川佳純、福原愛、平野早矢香)は中国に0―3で完敗したが、卓球で日本勢初のメダルとなる銀メダルを獲得した。
バレーボール女子の日本は準々決勝でフルセットの末、中国を破り、1988年ソウル大会以来の4強入り。日本が中国に五輪で勝ったのは初めて。84年ロサンゼルス大会の銅以来のメダル獲得をめざし、9日(日本時間10日午前3時半)の準決勝でブラジルと対戦する。
サッカー男子の準決勝で、日本はメキシコに1―3で敗れた。前半12分、FW大津(ボルシアMG)のミドルシュートで先行したが、逆転負け。準決勝もう1試合はブラジルが韓国を3―0で下した。この結果、日本は44年ぶりのメダル獲得をめざして10日(同11日午前3時45分)の3位決定戦で、初メダルを狙う韓国と戦うことになった。11日の決勝は、ブラジルとメキシコがともに初優勝をかけて対戦する。
体操男子の種目別の平行棒に、田中兄弟が出場。兄の和仁(徳洲会)は4位、弟の佑典(コナミ)は8位だった。
シンクロナイズド・スイミングのデュエット・フリールーティン決勝で、日本(乾友紀子、小林千紗)は5位に終わった。デュエットが実施された7大会で、日本がメダルを逃したのは初めて。
陸上の男子200メートル予選で、3大会連続出場の高平慎士(富士通)、初出場の高瀬慧(富士通)が8日の準決勝に進んだ。準決勝進出は2000年シドニー大会の末続慎吾、伊東浩司以来。女子やり投げの海老原有希(スズキ浜松AC)は予選落ちした。
トライアスロン男子で、3大会連続出場の田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本・流通経大職)は20位、細田雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター)は43位だった。
自転車の男子ケイリンで、福島県双葉町出身の渡辺一成(日本競輪選手会)は準決勝敗退。