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2012年8月4日1時26分

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片腕の卓球選手、悲願の1勝 「障害、何とも思わない」

写真:女子シングルス3回戦に出場したポーランドのパルティカ=森井英二郎撮影拡大女子シングルス3回戦に出場したポーランドのパルティカ=森井英二郎撮影

 卓球女子のナタリア・パルティカ(ポーランド)は、生まれつき右腕のひじから先がないハンディを持つ。3日の団体戦はシンガポールに完敗したが、初出場のシングルスは1勝を挙げ、2度目の五輪を終えた。「もっと試合がしたかった。でも素晴らしい経験になった」

 姉をまねて7歳で卓球を始め、11歳から出場するパラリンピックはアテネ、北京と2連覇した。「卓球の無い人生なんて考えられない。障害なんて何とも思わない。みんなと同じ選手」と語る。

 サーブは右ひじに乗せ、球を上げて打つ。力強いフォアと俊敏な動きに磨きがかかった。4年前は158位だった世界ランキングは68位まで上がった。

 同じ23歳の福原愛は、よく練習相手になってもらう間柄。その福原が言う。「彼女のハンディを感じたことがない。それだけ努力しているんだと思う」(木村健一)

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