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2012年5月12日11時19分
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青空の下、2年ぶりの運動会 福島、除染された校庭で

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写真:青空のもと、玉入れ競技はマスクをして行われ、子どもたちの歓声が響いた=12日午前9時32分、福島市の市立三河台小学校、金子淳撮影拡大青空のもと、玉入れ競技はマスクをして行われ、子どもたちの歓声が響いた=12日午前9時32分、福島市の市立三河台小学校、金子淳撮影

 福島県内の小学校で、運動会シーズンが始まった。昨年は原発事故の影響で中止になったり体育館での開催になったりしたが、校庭が除染された今年は多くの学校が屋外で開催することになった。

 快晴に恵まれた12日の福島市。2年ぶりの運動会となった市立三河台小学校での最初の種目は、高学年の150メートル徒競走。6年生の小田海仁(かいと)君(12)はゴール直前につまずいて2位だったが、笑顔で走り抜けた。「昨年はできなくて悔しかった。今年は2年分楽しみたい」と小田くん。

 三河台小では震災後、校庭の放射線量が毎時2マイクロシーベルトあり、昨年は運動会を中止した。夏休み中に校庭の表土をはぎ取るなど除染し、0.15マイクロシーベルトまで減少。今年は屋外で開催することを決めた。ただ、校庭にいる時間を減らそうと、例年の終日開催を半日に変更。競技数も親子での種目をなくすなど9種目に減らした。

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