経済産業省は30日、東京電力・東北電力管内の大口事業所向けに発動している「電力使用制限令」について、東日本大震災などの被災地では予定を前倒しして9月2日までで解除すると、正式に発表した。
両電力管内とも、東日本大震災の被災地(茨城、栃木、千葉の一部地域を含む)と、7月の新潟・福島豪雨の被災地では9月2日を最後に制限を解除。それ以外の地域では、そろって9日を最後に解除する。暑さが和らいで電力需要が抑えられており、早期の解除で被災地の復興を支える狙いだ。
制限令はもともと、東北電管内は9月9日まで、東電管内は9月22日までが対象だった。