明治安田生命保険のアンケートによると、防災グッズにかける平均費用は去年より2300円増え、9606円になった。3月の東日本大震災後、防災への関心が高まったためだ。
明治安田生命は2007年から、9月1日の「防災の日」を前に防災に関するアンケートをしている。今年は8月に20〜59歳の男女1097人を対象にインターネットで質問した。
家庭での防災対策は「防災グッズの準備」と答えた人が去年より10.9ポイント増えて44.8%。懐中電灯を挙げた人が91.9%、水が89.2%、缶詰などの食料品が85.4%だった。
防災グッズにかける費用は、1万〜3万円未満と答えた人が34.1%で最も多かった。平均額の9606円は去年より約3割増え、調査開始以来初めて増加した。
地震や集中豪雨などの自然災害に対して「不安を感じている」と答えた人は去年より7.4ポイント増えて78.6%になり、調査開始以来最高だった。