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2011年8月22日10時44分
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陸前高田の松、念珠はやめません 収益は支援金に

写真:高田松原の松で作った念珠と腕輪念珠拡大高田松原の松で作った念珠と腕輪念珠

 京都の「五山送り火」で使われなかった岩手県陸前高田市の「高田松原」の松を、福井県のNPO法人「ふくい災害ボランティアネット」が念珠に加工して販売している。表皮から放射性セシウムが検出された薪(まき)の販売は12日に中止したが、念珠は幹の中心部で作っているため、販売を続けるという。

 男性用(約12ミリ玉)と女性用(約8ミリ玉)があり、各3千円。腕輪タイプは、男性用(約10ミリ玉)と女性用(約8ミリ玉)各1800円。玉の一つに「3・11」と彫ってある。

 津波で、約7万本あった「高田松原」の大松は1本しか残らなかった。現地でボランティア活動を続ける同ネットは「ほかのがれきと一緒に処分されるのはもったいない」と、薪や念珠にすることを思いついた。収益は支援金に充てる。同ネット代表の東角操さん(53)は「今後もしっかり支援したい」と話す。

 送料別。注文は同ネットの佐々本尚さんに電子メール(sasa_o@auone.jp)で氏名、郵便番号、住所、連絡先、品名、個数を記入。販売協力をする寺院も募集している。(山田理恵)

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