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2011年8月20日2時50分
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身を寄せ合って…警戒区域に牛の群れ、高速道さまよう

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写真:建設中の常磐道を歩く牛の群れ=7月22日午後0時48分、福島県南相馬市小高区川房、高田さん撮影拡大建設中の常磐道を歩く牛の群れ=7月22日午後0時48分、福島県南相馬市小高区川房、高田さん撮影

 高速道路を歩く牛の群れ――。東京電力福島第一原発の警戒区域で、立ち入りが禁止されている福島県南相馬市小高区の自宅に一時帰宅した高田年子さん(63)が写真に収めた。

 避難先の福島市から我が家に戻ったのは7月22日午前11時ごろ。近くで建設中の常磐道で何かが動いた。その数30頭以上。ほとんどが耳にタグがついた黒毛和牛で乳牛らしい牛も交じっていた。置き去りにされたり、牛舎から逃がされたりして群れになったらしい。

 鳴きながらさまよう牛を見て、かわいそうでならなかった。「草はあっても水は飲めているのかねえ。原発事故がなければこんなことにはならなかったのに」(清水優)

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