電力10社が19日発表した7月の販売電力量(速報値)は、電力使用制限令や家庭の節電の影響で、前年同月比5.0%減の731億キロワット時となった。下げ幅は、7月としては金融危機で大幅に落ち込んだ2009年に次ぐ水準だ。
特に東京電力は同11.0%減で、7月としては過去最大の下げ幅に。制限令の対象となった産業向け大口電力は同10.5%減で6月の同7.5%減より下げ幅が拡大した。家庭向け(電灯)も同7.0%減だった。
家庭向けは西日本では猛暑の影響で前年を上回っており、10社合計では同1.9%減にとどまった。