東京電力は18日、東日本大震災の地震の揺れで福島第一原発5、6号機と福島第二原発全4基が受けた影響を解析した結果を、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。揺れは原子炉建屋や主要機器が耐えられる範囲内に収まっており、「地震時と地震直後は安全機能を保持できる状態だった」との見方を示した。
福島第一原発全6基と福島第二原発1号機の建屋地下では想定を超える揺れを観測した。この地震波を使って計算したところ、機器の余裕の範囲に収まった。福島第一原発1〜4号機についてはすでに同様の結果を報告済み。保安院は今後、内容を評価する。(佐々木英輔)