「やらせメール」問題を調べている九州電力の第三者委員会(委員長=郷原信郎弁護士)は18日、都内で第2回会合を開き、9月10日をめどに中間報告をまとめることを決めた。事実関係の調査結果を中間報告として前倒しで公表し、原因分析や再発防止策を加えた最終報告は予定通り9月末までにまとめる。
7月の初会合後に、佐賀県の古川康知事と九電幹部との会談が「やらせメール」のきっかけとなったことや、原発部門による証拠隠しなどが発覚。この日の会合で、事実関係の調査と情報開示を急ぐ必要があることを確認した。今回の証拠隠しを受けて、第三者委として九電社員らに電子メールによる情報提供を呼びかけることも決めた。