福島県は18日、県内最大規模の避難所「ビッグパレットふくしま」(郡山市)の運営を8月末までに終えると発表した。仮設住宅などの転出先のメドがついたとしている。
震災直後に開設された1次避難所。県災害対策本部によると、3月17〜21日には県内最多の約2500人が避難していた。今月17日現在、富岡町などの計152人が生活している。
富岡町から夫と避難している主婦渡辺礼子さん(57)は「ショックです。もう少しいられると思ったのに」。いわき市の仮設住宅を申し込み、抽選の結果は8月下旬に分かるが、外れた場合のあてはない。入居が認められても鍵の受け渡しは9月上旬。当面は県内の旅館に身を寄せるつもりだが、「仮設住宅に入居が決まるまではおいてほしかった」と話した。