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2011年8月17日23時2分
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原発の敷地境界、放射性物質は減少 政府と東電が発表

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 政府と東京電力は17日、工程表で避難区域の解除の基準を示すため、最近2週間に大気に放出された放射性物質の量を示した。現時点では発電所西門の敷地境界で毎時約2億ベクレルで、事故時の約1千万分の1、6月下旬の5分の1に減った。

 1年間この場所に立った場合、新たに被曝(ひばく)する放射線量は0.4ミリシーベルト。政府と東電は帰宅の条件として、原発の敷地境界での新たな被曝量を1ミリシーベルト以下に抑えることなどを挙げている。

 東電は「事故による爆発で放出されて大気中に浮遊している放射性物質まで測っており、新たに放出されている放射性物質はさらに低い」とみている。ただ、放出が減った理由の説明ができないため、新たな測定法を検討する。

 さらに、放射性物質の放出源である原子炉内の放射性物質を減らすために、格納容器内の気体を配管から引き込み、フィルターなどに吸着させる方策を検討することにした。

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