東京電力福島第一原発事故による放射性廃棄物が、普天間飛行場(沖縄県)など六つの米軍基地に保管されていることを、外務省が4日から10日にかけて、基地のある自治体に連絡した。
放射性廃棄物は、米軍が東日本大震災で展開した「トモダチ作戦」に利用した航空機や艦艇を拭いた布などで、普天間のほか三沢(青森県)、横田(東京都)、横須賀(神奈川県)、厚木(同)、佐世保(長崎県)の米軍基地に保管されている。外務省は「放射性廃棄物はいずれも放射能レベルが低く、ドラム缶などに入れて適切かつ安全に管理されている。東電を含む日本側が責任を持って処分する」と説明している。