宮城県石巻市立大川小学校(左奥)の近くで行方不明者の一斉捜索をする警察官。これまでの捜索活動であちこちに積み上げられた砂や土の山を掘り返して、遺体の一部や遺留品などを捜す作業が続いた=11日午前9時19分、小宮路勝撮影
東日本大震災から5カ月となった11日、宮城県警は沿岸部を中心に行方不明者の集中捜索をした。「お盆の前にご遺体を家族のもとに帰したい」と、他県からの応援約800人を含め、1300人態勢で臨んだ。
74人の児童が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校近くの水田では、愛知県警の警察官らが汗をぬぐいながらスコップで土砂を掘り返した。気仙沼市では、約20台の重機を使ってがれきを撤去しながら、全壊した家屋や商店の中を捜索した。
被災地では約4700人が行方不明のままだ。(力丸祥子)