東京電力と中部電力の最大使用電力は今夏の最高を更新した。猛暑で企業や家庭の冷房需要が増えたため。
10日の最大使用電力は東電管内が4903万キロワット、中部電管内が2520万キロワット。供給力に対する電力の使用率は、両社とも89%台にとどまった。
一方、電力需給が切迫していた東北電力管内は使用率92.0%で、最大使用電力は1239万キロワットだった。最高気温が予想を下回り、節電意識も高まったことで、需要が想定を下回った。東北電は「利用者の節電のお陰。需要の最初のピークを乗り越えた」としている。