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2011年8月10日6時40分
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東海テレビ、番組打ち切り検討 不適切テロップ問題

 岩手県産米のプレゼント当選者を「怪しいお米 セシウムさん」などとするテロップを流した東海テレビ(名古屋市)は9日、問題の放送があった情報番組「ぴーかんテレビ」を打ち切る方向で検討を始めた。番組は問題発覚後から休止中だが、企業のスポンサー降板やCM提供中止が続出。このままの放送再開は難しくなっているためだ。

 東海テレビへの抗議や苦情は、9日までの累計で約1万4千件に達した。同社は番組の休止を今週いっぱいとしており、来週以降の方針を、早急にスポンサー企業に示す必要に迫られている。「ぴーかんテレビ」は1998年放送開始と東海地方ではなじみのローカル番組だが、「同じ番組を再開しても、CM提供は困難」(フジパン)とする企業も多く、東海テレビは「打ち切りを含めた検討をしている」(広報)。

 また、被災地に再発防止の姿勢を示すため、今回の問題の検証番組を東海3県だけでなく、フジテレビ系列の放送網を通じ、岩手県など東北地方でも放送できないか調整を進めている。

 このほか、放送倫理問題を審議する「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の要請を受け、8月下旬までに問題の経緯報告書を提出する予定だ。(信原一貴、増田愛子)

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