現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事
2011年8月5日19時31分
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

就職内定取り消し556人 昨年の3倍超 震災理由8割

 厚生労働省は5日、就職の内定を取り消された新卒者が全国で556人になったと発表した。全国の事業所から7月末までにハローワークに報告された数をまとめた。東日本大震災の影響で昨年の3.4倍に増えたが、リーマン・ショック直後の一昨年と比べると3割弱の水準。阪神大震災があった1995年の512人は、やや上回った。

 震災を理由に内定を取り消されたのは427人で、全体の8割を占めた。地域別では、岩手(87人)、宮城(58人)、福島(99人)の被災3県と、東京(88人)に集中している。学歴別では高校生が259人、大学生が168人だった。

 また、震災を理由に内定先から自宅待機や入社日の延期を求められた新卒者も2472人いた。

 厚労省の担当者は「内定取り消しの動きは、被害が大きかった東日本にとどまり、西日本にはあまり広がらなかった」と分析する。

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧