2011年7月23日1時55分
宮城名物・笹(ささ)かま食べて、東日本の復興に一役買おう――。神戸市長田区の若松公園で22日、「鉄人ビアガーデン」が始まった。鉄人28号の巨大モニュメントの下で、客たちは焼きたての笹かまぼこをほおばった。
神戸市役所が支援先としている縁で、宮城県名取市と交流を続ける地元商店街などが企画。阪神大震災の復興の象徴、鉄人28号前を会場に選んだ。
笹かまぼこは名取名物で、壊滅的な被害を受けつつも復興に向けて一歩を踏み出した老舗「佐々直(ささなお)」から特注品を仕入れた。1食(3枚入り)200円で売り出し、1時間半で約500枚が完売した。売上金は被災地支援にあてる。
ビアガーデンは9月9日までの毎週金曜午後5時〜同9時半。主催者の一人、地元のまちづくり会社長の友久和幸さん(63)は「今夏だけでなく、2年、3年と息長く支援を続けたい」。(日比野容子)