現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

描いたきぼう、宇宙に運ぶよ 石巻の児童、思い思いに

2011年7月22日14時19分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

【動画】描いたきぼう、宇宙に運ぶよ

写真:国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」に届ける絵を描いた子どもたち=22日午後0時36分、宮城県石巻市の荻浜小学校、小宮路勝撮影拡大国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」に届ける絵を描いた子どもたち=22日午後0時36分、宮城県石巻市の荻浜小学校、小宮路勝撮影

 宮城県石巻市の荻浜小学校で22日、児童20人が未来への希望や夢を、思い思いの絵や詩にした。日本宇宙フォーラム(東京)の協力で、来年夏にも国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」に届けられる。

 企画したのは、埼玉県川越市に住む作家の野村路子さん(74)。20年ほど前から、第2次世界大戦中にナチスドイツの大虐殺で多くの犠牲者が出たテレジン収容所で子どもたちが生前に描き残した絵を紹介している。野村さんはテレジンの絵を児童に見せながら、「絵を描くことは元気を取り戻す良い方法。希望を捨ててはだめ」と語りかけた。

 子どもたちはプレゼントされた50色の色鉛筆と20色のクレヨンを手に落書き帳に向かった。6年の阿部優笑(ゆうみ)さん(12)は青色の地球が赤色のハートを抱える絵を描き、「みんなが仲良くなれば」と話した。

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧