2011年7月22日11時3分
文部科学省は22日までに、放射性セシウムに汚染された疑いのある牛肉が学校給食に使われていないか確認するよう、全国の教育委員会に通知した。各学校現場で保護者の問い合わせに応じられるようにするためと説明しており、使用が見つかった場合は文科省に報告するよう求めた。
すでに千葉県習志野市、船橋市の小学校の一部で、汚染された稲わらを食べた可能性がある牛の肉が給食で使われていたことが確認されている。保護者の不安が高まっていることから、文科省は牛の個体識別番号などを調べて流通経路を確認するよう指示した。
高木義明文科相は22日の閣議後記者会見で「各学校や教育委員会は、食材の出荷制限などの情報に注意してもらいたい」と話した。