現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

復興相発言に一斉反発 「暴言」「辞任を」「命令口調」

2011年7月4日13時6分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 松本龍復興担当相が東日本大震災の被災地で「知恵を出さないやつは助けない」などと発言した問題で4日、野党や被災地から一斉に批判の声が上がり、辞任を求める声も出始めた。

 自民党の逢沢一郎国会対策委員長は「暴言以外の何ものでもない。職を首相に解いてもらわなければならない事態に発展するかもしれない」と記者団に述べた。同党幹部の一人は「辞めるしかない。辞めないと予算委員会どころではない」と語り、国会審議に影響するとの考えを示した。

 自民、公明両党は民主党との幹事長会談で「被災地の気持ちを考えてほしい」(石原伸晃・自民党幹事長)、「発言は無神経」(井上義久・公明党幹事長)と批判。民主党の岡田克也幹事長は「発言が突出しているように思う。大臣にその旨を伝える」と答えた。

 一方、村井嘉浩・宮城県知事は記者会見で「国と地方自治体には主従関係はない。命令口調でなく、互いの立場を尊重した話し方のほうがよろしいのではないか」と不快感を示した。

 松本氏は首相官邸で「発言の最初から最後まで見て欲しい。(問題発言は)私はなかったと思う」と記者団に語った。枝野幸男官房長官は記者会見で「松本氏は復旧・復興を加速する強い責任感と使命感を持っている」と擁護した。

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧