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写真の「パパ」抱きしめて 福島・南相馬で慰霊祭

2011年7月4日2時1分

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写真:福島県南相馬市の慰霊祭に出席し、津波で亡くなった父・孝行さんの遺影を抱きしめる松平征久君=3日午前、林敏行撮影拡大福島県南相馬市の慰霊祭に出席し、津波で亡くなった父・孝行さんの遺影を抱きしめる松平征久君=3日午前、林敏行撮影

 福島県南相馬市で3日、震災犠牲者の慰霊祭があり、約千人が参列した。同市では600人近くが犠牲になり、いまだに86人が行方不明。原発事故の影響で遺体捜索が困難だったことに加え、この日の会場が最近まで自衛隊の宿所になっていたため、震災4カ月を前にしての開催となった。

 津波で亡くなった松平孝行さん(当時47)の遺影を抱きしめていたのは、一人っ子の征久君(4)。式典の途中、遺影に向かって「パパ」と呼びかけていた。6月25日に仮設住宅に入居するまで、母親らと福島市などで避難生活を送っていた。墓は警戒区域内にあり、納骨もできないという。

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