2011年7月1日11時43分
東海地震の想定震源域にある中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)をめぐり、同県の弁護士や住民ら34人が1日、中部電力を相手に、同原発の廃止(運転終了)などを求める訴えを静岡地裁に起こした。
原告団には、城南信用金庫(東京)の吉原毅理事長や同県湖西市の三上元(はじめ)市長らが参加。訴状では、同原発は大地震時の津波対策が不十分で、安全性が確保できないと主張。廃炉が決まっている1、2号機を除く3〜5号機の廃止と、1〜5号機の使用済み核燃料棒の安全性確保を求めている。(植松佳香)