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汚染水浄化施設、警報相次ぎ一時自動停止 福島第一原発

2011年7月1日1時12分

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 東京電力は30日、福島第一原発の放射能汚染水を浄化する施設が、同日午後2時半ごろに自動停止した、と発表した。施設内のタンクの水位が下がったことを知らせる警報が鳴っており、関連を調べていたが、午後6時50分に再起動し、午後7時40分に通常運転に復帰した。処理した汚染水を原子炉に注ぐ「循環注水冷却」も継続している。

 不具合が起きたのは、放射性物質を沈殿させて処理する仏アレバ社の工程。アレバの工程で複数の故障が生じた警報と、出口側のタンクで水位が急激に下がったことを示す警報が鳴った。また、前後して装置で発生したガスをフィルターを介して排気する装置の警報も相次いで鳴った。東電は、タンク側が原因で自動停止したとみている。この日は、排気管でも逆流防止弁を付け替える工事をしていた。(佐々木英輔)

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