2011年6月29日11時40分
東京電力福島第一原発事故で、細野豪志原発担当相が、放射線量の着実な減少などの目標期限にあたる7月17日をメドに避難区域の縮小を検討すると発言したことについて、福島県の松本友作副知事は29日、「違和感がある」と述べた。県災害対策本部の定例会議で指摘した。
松本氏は「県民が望んでいるのは事故の収束がどこまで進んでいるかだ。見通しが立たない中、避難区域の見直しというのはどうかと思う」と批判。佐藤雄平知事も「現地の状況を政府は分かってもらわないと困る」と述べ、副知事に同調した。(大月規義)