現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

四電、東電への電力融通中止へ 伊方原発再開めど立たず

2011年6月23日19時29分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 四国電力(高松市)は、東日本大震災の翌日から実施している東京電力への10万〜20万キロワットの電力融通を中止する方針を固めた。定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転再開に地元の同意が得られず、7〜8月に電力不足の恐れがあるためという。

 関係者によると、四電は東電のほか、震災前から中部電力に20万〜30万キロワット、関西電力には40万〜50万キロワットの電力を送っている。猛暑で四国の電力不足が深刻になれば、両社への送電についても見直しを検討するという。

 四電の供給計画では、伊方3号機が7月10日に運転再開しなければ、夏のピーク時の供給電力の余力は7万キロワット。急激な需要増や事故に備えるために必要とされる8%(46万キロワット)の余力を確保するには39万キロワット足りない計算になる。

 定期検査で停止している原発をめぐっては、海江田万里経済産業相が運転再開を地元自治体に要請する方針を明らかにしている。中村時広愛媛県知事は「再稼働は白紙」という姿勢を崩していない。(島脇健史)

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧