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「訴訟の費用、震災の寄付に」ミッフィーとサンリオ和解

2011年6月8日18時35分

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写真:ミッフィー拡大ミッフィー

写真:キャシー拡大キャシー

 サンリオのキャラクター「キャシー」が、オランダ生まれのうさぎのキャラクター「ミッフィー」に酷似しているとして販売差し止めなどを求められていた問題で、サンリオは7日、和解が成立したと発表した。

 訴訟相手は、ミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏の著作権管理会社。

 サンリオによると、東日本大震災後の3月、「訴訟をするよりも費用を被災地の復旧にあてよう」と和解を持ちかけられたという。両社は係争中の訴訟をすべて取り下げ、共同で15万ユーロ(約1760万円)を義援金として被災地に贈る。

 ブルーナ氏は震災後、ミッフィーが大粒の涙を流しているイラストを描き、被災者への激励の思いを表していた。キャシーは「ハローキティ」の友達という設定だが、サンリオは自主的に商品化を止めている。

 一連の係争では、昨年11月、管理会社側の請求に基づいてアムステルダム地裁が、オランダなどでのキャシー関連製品の生産・販売の即時停止を命令した。サンリオ側は異議を申し立て、震災前日の3月10日にはミッフィーの商標権取り消しを求める訴訟を起こしていた。

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