現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 特集
  4. 東日本大震災
  5. 記事

なぎ倒された松原、まきで販売 陸前高田の復興資金に

2011年6月6日3時4分

印刷印刷用画面を開く

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:高田松原の倒木を割って、まきにするボランティアの人たち。太い材の中には樹齢100年を超えるものもあり、建築用材に使うという=5日午後3時26分、岩手県陸前高田市、金川雄策撮影拡大高田松原の倒木を割って、まきにするボランティアの人たち。太い材の中には樹齢100年を超えるものもあり、建築用材に使うという=5日午後3時26分、岩手県陸前高田市、金川雄策撮影

 震災の津波で流された岩手県陸前高田市の名勝・高田松原の倒木をまきにして販売し、復興資金に充てる取り組みが続いている。5日は、チェーンソーやおのを手に、ボランティアがまき割りに汗を流した。

 日本百景に数えられていた松原の7万本の木は、津波で1本を残して根元から折れた。福井県坂井市のNPO法人ふくい災害ボランティアネットが加工と販売を企画。1立方メートル8800円(送料別)で売り、収益は陸前高田市に寄付する。幹の太い松は製材業者に買い取ってもらう予定だ。

 岩手県滝沢村でまきストーブ販売店を営む橋本大治さん(37)は「市民に愛された松が復興の足がかりになるように協力したい」と話した。

 まき販売やボランティアへの参加は同ネットのホームページ(http://www.fukkou.org)へ。(山西厚)

検索フォーム

朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

東日本大震災アーカイブ

グーグルアースで見る被災者の証言

個人としての思いと、かつてない規模の震災被害、その両方を同時に伝えます(無料でご覧いただけます)

プロメテウスの罠

明かされなかった福島原発事故の真実

福島第一原発の破綻を背景に、政府、官僚、東京電力、そして住民それぞれに迫った、記者たちの真実のリポート

検索

亡くなられた方々

| 記事一覧