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「美しい町がなぜ」写真10万枚、被災者の元に 南三陸

2011年5月29日0時5分

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【動画】南三陸町で思い出の品を展示/廃校の木造校舎を会場に

写真:廃校になった校舎の廊下で展示されたアルバムに見入る女性=28日午前9時34分、宮城県南三陸町、遠藤啓生撮影拡大廃校になった校舎の廊下で展示されたアルバムに見入る女性=28日午前9時34分、宮城県南三陸町、遠藤啓生撮影

写真:廃校になった校舎に展示された写真を携帯電話などの明かりを頼りに探す女性ら=28日午前9時41分、宮城県南三陸町、遠藤啓生撮影拡大廃校になった校舎に展示された写真を携帯電話などの明かりを頼りに探す女性ら=28日午前9時41分、宮城県南三陸町、遠藤啓生撮影

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町で28日、がれきの中からボランティアが回収した写真などが展示され、持ち主の被災者たちに返された。

 2年前に廃校になった旧入谷中。山あいにある2階建ての旧木造校舎の教室や廊下などに、写真約10万枚、アルバム約2千冊などが並べられた。

 会社員の須藤千恵さん(26)は「学生時代のアルバムは宝物。連絡が取れなくなった友だちもたくさんいるので、どうしても見つけたい」。農業の女性(77)は、行方不明の長男の写真を探していた。「写真を見ていると、美しい町がなぜこんなになってしまったのか、悲しくなる」と話した。(三浦英之)

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