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震災孤児、被災3県で184人 「阪神」上回る

2011年5月28日9時20分

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 東日本大震災で両親をなくした「孤児」が、岩手県内で82人、宮城県内で84人に上り、ともに阪神大震災の68人を上回ったことがわかった。厚生労働省によると、福島県内は18人(25日時点)。3県で少なくとも計184人に達した。

 岩手県児童家庭課によると、壊滅的被害を受けた陸前高田市や学校での調査が進んだことで人数が増えた。全市町村の調査が終わったため、同課は「今後、大幅に増えることはない」とみている。同県内の子どもたちは親類のもとに身を寄せているという。

 「孤児」や親類には、3親等以内の親族なら月約5万円が支給される「親族里親制度」を勧めており、多くが前向きなことから、全く身寄りのない子どもは出ないと同課はみている。

 県は「震災孤児」の就学支援のための特別基金を立ち上げ、寄付を募っている。(疋田多揚)

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