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原発建屋にも飛散防止剤 東電、放射性物質対策に

2011年5月27日9時55分

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写真:飛散防止剤の散布に使う屈折放水塔車=東京消防庁提供拡大飛散防止剤の散布に使う屈折放水塔車=東京消防庁提供

 東京電力は27日、爆発を起こした福島第一原子力発電所1〜4号機の原子炉建屋とタービン建屋に、放射性物質を含むちりが舞い散るのを防ぐ飛散防止剤を散布し始めた。

 アスベストの飛散防止に使う薬剤で、雨でちりが流れ出すのを防ぐ効果もあるという。建屋の高さや周りのがれきの多さに合わせ、長さ52メートルのアームをもつコンクリートポンプ車と、高さ22メートルから放水できる東京消防庁の屈折放水塔車を使い分ける予定だ。

 1〜4号機の原子炉建屋では3月12〜16日にかけて水素爆発などが起き、放射性物質が飛び散っている。今月22、23日にも1、4号機の原子炉建屋上空で、放射性物質を含むちりを検出しており、微量ながら建物から放射性物質の放出が続いている。

 東電は、これまでも建屋周辺で飛散防止用の樹脂の散布を続けている。(杉本崇)

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