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公共広告CM、震災前後に2万回 「トヨタの1年分」

2011年5月25日21時14分

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 東日本大震災が起きた3月11日の前後15日間に、首都圏で放映されたACジャパンの公共広告が計約2万回にのぼることが、CM総合研究所の調べで分かった。「ざっとトヨタ自動車の1年分に相当する回数」(同研究所)という。

 3月5日から19日までに放映された民放キー5局のCMの回数を分析した。震災後、ほとんどのスポンサーが自社CMを自粛。公共広告に差し替えられた。最も多かった15日にはCM総放送回数の8割超を占めた。その後徐々に減り、5月に入ると1%未満に落ち着いたという。

 震災直後には放映回数が多すぎることからACジャパンなどに視聴者からの苦情が相次いだ。だが、同研究所がモニターを対象に実施している好感度調査では大きな支持を集め、「自由記入欄でも9割が肯定的または中立的な評価だった」という。

 CMの1日の平均放送回数はキー5局で4050回(2010年)だが、4月中旬以降は3700回程度に落ち込み、テレビ局の番組宣伝などで代替されている。同研究所は「CMを再開できない企業が依然、多い」とみている。

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