2011年5月25日15時2分
東京電力福島第一原発事故で計画的避難区域に指定された福島県飯舘村の3小学校が25日午前、隣町にある間借り先そばの体育館で、今年度の始業以来、初めての本格的な体育の授業をした。久しぶりに思いっきり体を動かした児童らは盛んに歓声を上げていた。
村立の飯樋、臼石、草野の3小学校は4月20日の始業後、隣町の川俣町立川俣中学校に間借りし、授業をしている。しかし、放射線対策で校庭での体育は自粛しており、体育館も地震で破損し、使えない。そのため、校内で体をほぐすなどしてしのいできた。
3小学校は同中学校に近い同町立川俣小学校の体育館を借りた。この日は3小学校の3〜4年生約80人が、体育館全部を使って鬼ごっこをしたり、リレー競走をしたりした。