2011年5月25日10時9分
東京都高校野球連盟は24日、47校が参加した今春の都大会で試合球として使った硬式球30ダースと新品20ダースの計50ダースを、宮城県高校野球連盟に贈った。
春の都大会では例年、試合球を100ダース以上使う。試合で使った後は、参加校で練習用に分け合っていた。今年は、東日本大震災直後の3月19日から200校が参加して開催される予定だった1次予選は「生徒の安全の確保が難しい」と中止し、都大会のみの開催となった。このため試合で使った球の数も少ない。
武井克時理事長は「例年より数は少ないが、宮城の高校で活用してほしい。7月の東・西東京大会は計約270校が参加予定なので、試合で使った球を岩手や福島各県にも贈りたい」と話している。