2011年5月24日12時51分
宮城県大崎市鳴子温泉で、同市内に滞在中の二次避難者を励ます集いが開かれた。世界ボクシング評議会(WBC)女子ミニフライ級王者に就いた同市出身の藤岡奈穂子さんが、避難中の小学生と「スパーリング」。対戦した1人、南三陸町から来た鳴子小5年生の三浦駆留(かける)君は「チャンピオンは動きが素早い。かなわない」と話した。
14日に開かれた集いには、地元出身のさとう宗幸さんや国賓歓迎行事で演奏する陸上自衛隊中央音楽隊らが加わり、避難者約700人にエールを送った。
使用済みの菜種油からバイオディーゼル燃料の製造を計画中の地元協議会が、近くで菜の花が満開の河川敷を会場に選んで主催。地元の人々も含めて参加した約1500人に、ずんだ餅や焼きそばなどが用意され、協力費を大崎市への義援金にした。(島田博)