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家庭の節電競おう 経産省がネットでコンテスト、賞品も

2011年5月22日13時35分

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 節電に成功すれば省エネ賞品などをプレゼント――経済産業省は20日、東京電力と東北電力管内の今夏の電力不足対策で、インターネット上に専用ウェブサイトを設け、「家庭節電コンテスト」を行うと明らかにした。参加家庭には、省エネ商品の割引券などを贈り、節電を奨励する。

 コンテストに参加したい家庭は、経産省が6月半ばにも設ける節電ウェブサイトに登録。IDとパスワードを受け取ると、各家庭専用の「節電マイページ」をつくることができる。

 参加家庭はマイページで、「電力使用量の前年比15%減」といった節電目標値を設定。「冷房設定温度を引き上げる」「昼間は外出して集客施設で過ごす」など、夏の昼間の電力使用のピーク時間帯に家庭でできる節電メニューを選ぶ。

 7〜9月に、選んだメニューに沿って節電を実行。各月の終わりには、東電や東北電が電力使用量を確認し、昨年の電力使用量をもとに、達成できたかどうか判定する。

 参加家庭には、登録時の「参加賞」と、目標達成時の「達成賞」が協賛企業から贈られる。賞品は、LED照明やクールビズなど節電関連商品の割引券、電力使用を抑えるため外出を促す映画館などのチケットや旅行券、東日本大震災の被災地支援につながる東北地方産品などを想定。経産省が、日本経団連などに企業協賛の要請を始めている。

 菅政権は13日、両電力管内で、7〜9月の企業と家庭の節電目標を昨夏比で一律15%と決めた。家庭は電気事業法に基づく使用制限令発動の対象でなく、どう節電を果たすかが課題となっている。(小暮哲夫)

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